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ICTとは何か?利点やリスクから活用事例まで解説

さまざまな技術が進化・発展していくにともない、それらを表す用語も多く登場し、耳にする機会も増えてきました。

「ICT」もその一つではないでしょうか。ITやIoTと響きが似ているため、インターネットを活用した何かであろうという想像がつく人もいるでしょう。

ICTとは具体的にどのような概念であるのか、本記事では活用事例などとあわせながら解説・紹介します。

ICTの意味や活用が進む理由などを解説

ITなどの似たような用語が多いので混乱する人もいるでしょう。

しかし、ICTはそれほど難しい概念ではありません。その意味をしっかりと押さえておけば、なぜ重要なものとなってきているのかについても掴みやすくなるはずです。

まずはICTの意味や今後さらに導入や活用が進む理由、さらには利点やリスクなどについても理解しておきましょう。

ICTの意味

ICTとは、「Information and Communication Technology」の頭文字をとった略語です。日本語では「情報通信技術」と訳されます。

インターネットが登場し、日常社会に当たり前のように存在するようになって以降、デジタル化された情報が世の中を飛び交うようになりました。

そうした情報技術を活用しながら人とインターネット、さらには人と人とがつながる技術あるいは状態のことをICTと表現しています。

言葉の意味は知らなくとも今日では多くの人が自然とICTに触れ、すでに上手に活用しているといえるでしょう。

ICTの活用が進む理由

ICTの普及や活用が停滞することは考えられません。人々はすでにインターネットを活用し、他者や社会とのつながりを構築しているためです。

ICTに依存する人や企業、組織などは今後もさらに増加します。ICTの活用は世界中で進むことになるでしょう。今後はさらに技術も進化・発展していきます。

人が利便性を求める限り、ICTの普及や活用が陰りを見せることはないのです。具体的なICTの活用事例は後述しますが、ICTはすでに子供たちの生活にも欠かせないものとなっています。

次の世代が当たり前のようにICTを活用する時代へと突入していることを考えても、ICTが加速度的に普及することは間違いないでしょう。

ICT化することのメリット

ICT化はすでに進み、社会にも当然のように受け入れられています。多くの人がメリットを感じるからこそ浸透しているのでしょう。

実際に、インターネットを活用するICT化は距離に関係なく、人と人とをつなぐことが可能です。日本と世界をつなぐ役割も果たしており、距離的な概念を大幅に変えたといえるでしょう。

ICTを積極的に取り入れている企業では情報共有や伝達がスムーズなものになり、業務の効率化や生産性の向上効果によるメリットも感じているのではないでしょうか。あらゆる分野でICT化が進められている理由はここにあります。

人と人とが直接会ってコミュニケーションを図ることももちろん重要でしょう。しかし、適度な距離感を保ちながら人同士がコミュニケーションをとることも重要視されてきています。

ICT化により、この適度な距離感を保ちながら業務を遂行することも可能です。過剰な精神的ストレスを避けられることにより、やはり業務の効率化や各従業員のポテンシャルの発揮などの恩恵が受けられるのではないでしょうか。

一方で、これまでよりも気軽にコミュニケーションが図れるようになれば、モチベーションや結束力、エンゲージメントを高めることにもつながります。こうした効果を得るためにICTを活用したツールやシステムを積極的に導入・運用している企業も少なくありません。

企業側だけではなく、顧客や消費者にとってもICT化にはメリットがあります。購入した製品やサービスなどに不具合が生じた際、時間や距離を問わずにメーカーや店舗に問い合わせることが可能です。

その場で情報を共有することで、即座に問題が解決することもあるでしょう。子供や高齢者など年齢や立場を問わずに生活・教育等の利便性が高められる、ICTを取り込んだ試みや商品も増えてきています。

商品が充実しサービスが向上することで、企業側と消費者側の双方にメリットや恩恵をもたらしてくれるのです。

ICT化にリスクや課題はあるのか

では、ICT化にはよい点しかないのでしょうか。どのような分野・環境にどのような形でICTを取り入れるかによるものの、やはりリスクや課題となる点はあります。

上手に取り入れ活用していくためには、こうしたリスクや課題なども理解しておく必要があるでしょう。

課題その1:社会からの孤立
ICTを使いこなせない人たちは徐々に減っていくと考えられます。しかし、世代交代が進んだとしても、常に一定程度はICTを使いこなせない、あるいは受け入れられない人たちはいるでしょう。

そのような人たちは社会から孤立し、取り残されてしまう可能性があります。ICT化を進めるにあたっては、馴染めない人たちが極力現れないような配慮や取り組みが必要です。

より利便性を高め、かつわかりやすい構造やサービスにするとともに、教育といった観点からも取り組む必要があるでしょう。企業内での教育はもちろんですが、子供たちへの教育も同様に工夫する必要があります。

特に日本社会は欧米と比べ、教育に関する慣習や考え方の変化が遅いと指摘されています。この点は今後のICT化における非常に重要かつ大きな課題となるのではないでしょうか。

課題その2:セキュリティー
ICTはインターネットを活用し、コミュニケーションの促進や改善等を図る技術です。インターネットを活用する限り、セキュリティ面への課題がなくなることはありません。

サイバー攻撃を仕掛ける側と防ぐ側は常にいたちごっこの状態です。ICT化が進めば進むほどサイバー攻撃の対象や情報漏洩などのリスクは拡大することになります。

企業内の情報が外部へと漏れることはもちろん、個人情報が抜き取られたりSNSなどの個人アカウントが乗っ取られたりする被害も十分に考えられるでしょう。

しばしばそのような出来事があることは、ニュースなどで知っている人も多いのではないでしょうか。こうしたセキュリティ面も合わせて技術が進化していく必要があるのです。

課題その3:コスト
ICT化が進めば利便性は高まりますが、導入にはコストもかかります。個人であっても、スマートフォンやパソコンなどの購入には費用がかかるでしょう。

企業であれば、その導入コストはさらに増加します。システムやツールによっては従業員への教育や研修などを行わなければいけません。ここにも当然コストが発生してくるでしょう。

かけたコストに見合った成果が上げられるかという点が、導入企業にとっては大きな課題となりそうです。ICT化が目的になってしまうと、コストをかけて導入したにもかかわらず成果がともなわないままとなる可能性もあります。

導入前に丁寧な検討と慎重な判断、導入後には適切な研修や運用、そして検証などが必要になることは理解しておきましょう。

ICTとITの違いを理解するポイントはコミュニケーション

ICTはITと同じものではないのかと考える人もいるのではないでしょうか。

ITは「Information Technology」を略したもので「情報技術」と訳されます。ITはデジタル化された情報を扱う技術そのものを指す用語です。ICTはそうした技術を活用し、コミュニケーションを図る技術・状態や、コミュニケーションによる情報共有や社会的な構造の変革に重点を置いて用いられる用語です。

コミュニケーション、つまり通信の意味をITという用語も含んではいるものの、ICTはそのコミュニケーションによるつながりを強調し、活用方法にまで意味合いを広げて使われていると考えると理解が進むのではないでしょうか。

ICTとIoTの違いも理解しておこう

IoTという用語を耳にする機会が増えた人も多いでしょう。これは「Internet of Things」を略したもので「モノのインターネット」と訳すことができます。

スマートフォンやパソコンなどはインターネットに接続して活用することを前提としています。IoTはそうした機器に加えて、これまで独立して役割を果たしていた“モノ”をインターネットへと接続する技術や、あるいは接続した状態を指す用語です。

例えば、冷蔵庫やエアコン、オーブンレンジなどの家電や、ドアや照明、時計などもIoT化された商品が普及し始めています。インターネットを活用し情報を伝達する点に関してはIoTもICTと変わりません。

ICTという大きな概念の中にIoTの技術や状態、機器等が含まれていると解釈するとよいでしょう。

ICTの活用事例や今後の展望を紹介

ICTは、実際にどのような業界や事業で活用されているのでしょうか。また、今後どのような分野での導入や活用が期待されているのでしょうか。具体的な事例をいくつか紹介していきます。

教育分野

教育分野では、生徒にパソコンやタブレットを配布することでICT化を進める動きがみられます。

インターネットを活用しながら授業に関連する情報へとアクセスできたり、何らかの理由で学校に来られない生徒でも授業が受けられたりするなどの体制を整えることが可能です。

今後は、教師や環境に依存しない教育の在り方を構築することができるでしょう。教育格差の是正がICTにより加速することが期待されています。

介護・医療分野

高齢化社会が進む日本において、介護や医療分野でのICT化も欠かすことができないでしょう。

職員数が限られる中で、高齢者の見守りや安否の確認等をICT化によりスムーズに行えるようになってきています。医療現場ではオンライン診療が広がってきており、すでに体験したことのある人もいるのではないでしょうか。

患者情報を医師や看護師などが幅広く共有することで、医療ミスの軽減にも貢献していると考えられます。また、今後は遠隔操作による手術が可能になる時代も訪れるでしょう。

教育現場と同様に、医師や住んでいる国・エリアに依存しない医療へと移り変わろうとしているのです。

観光分野

観光が外貨獲得のための重要な産業となる日本においては、ICT化が欠かせない分野の一つとなるでしょう。

日本語がわからない外国人観光客への案内や情報提供もICT化によりしやすくなります。トラブルが発生した際の対応・対処もスムーズになるでしょう。

外国人観光客の利便性や満足度を高めることに成功すれば、少子化が進む日本にとって大きな経済的効果をもたらすことにつながるはずです。

防災分野

地震や台風といった災害に見舞われることの多い日本では、防災分野におけるICTの活用にも力を入れています。天災から国民を守る目的で導入されているのが、G空間情報やLアラートといったシステムです。

G空間情報の活用によって場所ごとの詳細な防災情報が発進でき、Lアラートによって災害に関する情報を迅速に伝達できます。

また、防災拠点におけるWi-Fi環境の整備も進んでいます。誰もがネットワークに接続できる通信環境を用意することで、災害時もいち早く必要な情報にアクセスすることができるのです。

農業分野

農業分野でもICTの活用が始まっています。

例えば、大規模な農場では植物を健やかに育てるための水管理に手間がかかります。そこで、水田の気温や水位などを自動で測定する水田センサを導入し、天候に合わせた水管理を可能にするといった取り組みが行われているのです。

農業にICTを活用するスマート農業では、従来は農家の勘に頼っていた部分が測定された数値で管理されるようになります。

具体的なデータに基づいて農業を行うことで、植物の生育状況などを正確に把握し、農業生産の安定化を図ることができます。

建設分野

建設分野では、設計図のオンライン化などにICTが活用されています。

従来の設計図作成業務では、複数の建築士が担当箇所の設計図を作成し、それを持ち寄って全体を再構成するという工程を踏んでいました。ICTの活用でこの業務をすべてオンライン化することで、従業員を拘束する必要がなくなり、業務の効率化に成功しています。

行政分野

地方創生や中小企業支援など、行政分野でもICTは活用されています。例えば、地域活性化を促進するうえで政府が進めているのが「ふるさとテレワーク」です。

この政策には、ICTの活用によって地方でも都市部と同じような働き方ができるようにし、地方への移住者を増やそうとする狙いがあります。また、医療や教育、介護といった分野で、ICTの活用で都市部と変わらない充実したサービスを提供することを目指しています。

社会に不可欠なものとなっているICTの進化・発展は今後も止まらない

ICT化はすでに始まっており、社会になくてはならないものになっています。SNSや動画サイトなどもICTの一部です。意識せずとも多くの人が関わっており、離れられなくなっているといってもよいでしょう。

今後はさらに進化・発展していくことも間違いありません。自らの生活のICT化を進めるだけではなく、ICTに関わる分野への従事を検討することも重要になってくるのではないでしょうか。

AIの進化により、人が担える仕事が大幅に減る時代がすぐそこまできているとも囁かれています。ICTへと意識的に目を向け今後発展するであろう業界や職種などの情報が把握できれば、自らの未来や将来も輝かせることができるでしょう。

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